【DTMを始める手順第2回】でオーディオインターフェイスについて紹介させて頂きました!今回はたくさんあるオーディオインターフェイスの中から、オススメのインターフェイスを紹介します☆
後悔しないインターフェースを選ぶための、参考にして頂けると嬉しいです!
それでは行ってみましょう☆
選ぶ基準
まずは何を基準に選ぶかを明確にしておきしょう!
- 入出力の数
- 値段
- メーカー
- 付属ソフト
- 対応パソコン(Windows or Mac)
- 音質
- 拡張性
などなど使う方によって色々な基準があるのでご自身に合った基準で最適なオーディオインターフェイスインターフェースを選んで行きましょう☆
今回は気軽に始めたい方へ、購入費用の安さ重視の商品を10個ご紹介します☆
安さ重視!とりあえず欲しい時にオススメ☆
まずは値段が安い物から紹介していきます!ちょっとした趣味でたまにDTMをやってみるという感じであれば安さ重視もありでしょう☆
もちろん毎日のようにやるにもしっかりと使えるので、予算を抑えたい方にはオススメです☆
大体¥20,000前後までを安さ重視として紹介します!
BEHRINGER ( ベリンガー ) / UMC22
¥7,000前後
2IN/2OUTのコンパクトなオーディオインターフェイスです。世界的にも有名なMIDASというメーカーのデザインのマイクプリアンプを搭載しています!デザインだけではなく音質面でも引けを取らない作りになっています☆
▶マイクプリアンプ MIDASデザイン | 1基搭載 |
▶パソコン接続端子 | USB |
▶入力数 | ・2IN 2OUT (XLR / TRSコンビネーション×1 TRS端子×1) ・48Vファンタム電源対応 |
▶出力数 | ・TRS標準フォン×2(ステレオ) |
▶対応サンプリングレート | 32 / 44.1 48 KHz |
▶対応OS | Windows 対応バージョンはこちらでご確認ください。 |
M-AUDIO(エムオーディオ) / M-Track Duo USB
¥6,000前後 (SOLO¥5,000前後)
音楽機材で有名なM-AUDIO社のオーディオインターフェイスです。コンパクトでありながら、音楽制作に必要な機能を兼ねそろえている為、メインとしてはもちろんサブとしても活躍してくれるオーディオインターフェイスです☆
制作ソフトのバンドル、エフェクトソフトの搭載、マイクプリアンプなども搭載されている為最初の一台として申し分ない仕様になっています☆
▶入力数 | ・2IN XLR / TRS |
▶出力数 | ・2OUT TRS ×2(ステレオ) |
▶マイクプリアンプ | ・DUO×2 SOLO×1 ・48Vファンタム電源対応 |
▶パソコン接続端子 | ・USB USBバスパワー対応 |
▶対応OS | Windows / Mac 対応ドライバーはこちらでご確認ください。 |
付属ソフトも多い
M-Track Duo には付属しているソフトも多くあり、購入しただけで音楽制作はもちろん、レコーディング、配信など始める事ができます!
【DAWソフト】ではPro Tools | First M-Audio Edition、 MPC Beatsが付属しています。Pro Toolsはプロの現場では定番となっているソフトなので安心して使う事ができます!
【エフェクトソフト】はAVID製のエフェクトが20種類付属してきます。AVID社はPro Toolsの会社で音楽制作で有名な会社です。高品位なプラグインエフェクトが使えるのも魅力の一つです☆
エフェクトにはリバーブ、イコライザー、ディレイ、フィルターなど一般によく使われるエフェクトが網羅されています。追加でプラグインを購入しなくてもしっかりと作りこめるのが助かるところです☆
【インストゥルメントソフト】のXpand!2も付属されています!総合ソフト音源です、シンセはもちろん、ストリングス、パーカッション、オルガン、ピアノなどよく使う音色がしっかりと入っているのでこれだけあれば音楽制作をすぐに楽しむことができます☆
STEINBERG ( スタインバーグ ) / UR12
¥10,000前後
音楽制作ソフトで有名なCubaseを出しているSTEINBERGのオーディオインターフェイスです。WindowsはもちろんですがMacとさらにipadでも動作するコンパクトなオーディオインターフェイスです☆
※ipadで使用するには別途「Apple iPad Camera Connection Kit」または「Lightning – USBカメラアダプタ」が必要です。他に、外部電源としてUSB電源アダプターまたはバッテリーパックが必要になるのでご注意ください。
▶入力数 | ・2IN XLR×1 TRS×1 マイク×1IN Hi-Z入力×1 |
▶出力数 | ・2OUT RCA×2 |
▶オーディオ環境 | ・24bit / 192KHz ハイレゾオーディオ環境を搭載 |
▶マイクプリアンプ | ・高品位「D-Pre」を搭載 |
▶付属DAWソフト | ・Cubase AI(ダウンロード版)付属 |
▶対応OS | Windows / Mac / ipad(別途、接続機材必要) |
UR12は音楽制作に活躍してくれることはもちろんですが、「ループバック」機能も搭載している為Youtubeなどでの配信にも大いに活躍してくることを期待できます☆
※「ループバック」とは
マイクで拾った声をヘッドホンで聴きながらも、同時にネット経由で配信ができる機能です。オーディオインターフェイスならどれでもできそうに感じる事ですが、対応しているオーディオインターフェイスを使用しないと配信ができないという事もあります。
ちょっと考えてしまう点が一つ・・・
スピーカーへのOUT端子が「RCA」という民生機器でよく使われているアンバランス端子。スピーカとの距離も短く、周りにノイズの発生源となるものがなければ気にする必要がないのですがアンバランスはノイズが乗りやすいのです。
UR12自体は良い機材ですが、外部ノイズとなると対策が必要です。専門知識になってしまいますが、電源ノイズはアースを取ることによってなくなることがあります。
ちなみに、一般家庭でのコンセントは洗濯機置き場、冷蔵庫置き場などの水場以外にはほとんどアースはありません。 なので電源ノイズを拾ってしまったら対策が・・・。というのが考えところです。
Cubase AIは魅力的
バンドル版として有名なCubase AI。その時々で違いますが、これを元にアップグレードを安くできたりすることもあるので、将来的にCubaseを使っていきたいと考えている方にはとてもいい買い物になると思います!
※Cubase AIはダウンロードとなるのでインターネット環境が必要になります。スマホのデザリングや速度の遅い環境ではデータ量も多く、なかなかダウンロードが終わらないという事も起きるのでできればしっかりと光回線などを引いてある方が楽です☆
【Cubase AIの使い方】はこちらからご確認ください。
MIDITECH ( ミディテック ) / AUDIOLINK3
¥10,000前後
MIDITECH社も安価でコンパクトなオーディオインターフェイスを出しています。国内の方は先に紹介した BEHRINGER 、 M-AUDIO 、 STEINBERG は聞いたことはあるかもしれませんがMIDITECH社はあまり聞いたことはないのでしょうか?
海外では比較的よく使われているメーカーなので、国際基準が好き!!という方は検討してもいいでしょう☆
▶入力数 | ・2IN XLR / Hi-Z の2系統搭載、48Vファンタム電源 リアパネル→TRS 入力端子×2 |
▶出力数 | ・2OUT TRSフォン× 2(ステレオ) |
▶最大サンプリングレート | ・48KHz |
▶ビットレート | ・16bit |
▶対応OS | ・Windows Mac |
他のものと比べて付属ソフトがなかったり、ビットレートが16bit(現在は24bitや36bitなどが多い)などと少し機能面で心配になるところもありますが、コンパクトで560g程度の重さなので、セカンドインターフェイスには最適なサイズです☆
ノブも高級感あるシルバー色なので、やる気を出す為に見た目も大切!!という方にはオススメなオーディオインターフェイスです☆
FOCUSRITE ( フォーカスライト ) / Scarlett Solo (gen. 3)
¥14,000前後
FOCUSRITEこちらもMIDITECH同様に、DTMを始めたばかりの方は聞きなれないメーカーかもしれません。 FOCUSRITE もオーディオインターフェイスを取り扱うメーカーとして有名です!
ここまでに紹介したオーディオインターフェイスの値段は大体¥10,000以下くらいですがMここからは少しだけ金額を上げてみます!ですが、安さ重視という面ではまだまだリーズナブルな価格となっています☆
多くのギタリストがクオリティー高いレコ―ディングを
Scarlett にはここで紹介している【SOLO】の他に【2i2】、【4i4】など多くのバージョンがあります。ギターとボーカル1本ずつ程度であればSOLOで十分に事足ります!差し替えの手間や、同時に複数レコーディングをしたい方は2i2以上を選ぶのがいいでしょう☆
多くのソフトがバンドル
Scarlett Solo (gen. 3) には多くのソフトがバンドルされている為、購入した時点で様々な音楽制作の役に立つことでしょう!
- Avid Pro Tools / First Focusrite Creative Pack
- Ableton Live Lite
- Softube Time and Tone Bundle
- Focusrite Plug-in Collective
- Focusrite Red Plug-in Suite
- Three Month Splice Sounds Subscription
- XLN Audio Addictive Keys
【Avid Pro Tools公式サイト】 | 【Ableton Live 公式サイト】 | 【Softube Time and Tone Bundle】 |
【Focusrite Red Plug-in Suite】 | 【Focusrite Plug-in Collective】 | 【XLN Audio Addictive Keys公式】 |
【Three Month Splice Sounds Subscription】はループ素材などのサイトです!リンクから確認をしてみてください☆Spliceはこちら☆
Spliceでの素材はそのまま販売すのは禁止されていますが、素材を使って制作をした音楽は商用利用ができるので、煮詰まった時なんかにも非常に重宝します!
▶入力数 | ・2IN マイク入力×1 ライン/楽器入力×1 |
▶出力数 | ・2OUT TRSフォン (ステレオ) |
▶最大サンプリングレート | ・192KHz |
▶付属ソフト | ・Pro Tools First はじめ多数 |
▶対応OS | ・Windows、Mac |
【Scarlett SOLO】
【Scarlett 2i2】
値段は少し上がってしまいますが、その分機能がよく、付属ソフトが豊富なので予算を抑えて音楽制作をやりたい方にはオススメのオーディオインターフェイスです☆
TASCAM ( タスカム ) / US-2x2HR
\17,000前後
そろそろ「高いなぁ」と感じてくる金額になってきました。ですが、\20,000以内であれば音質面などから考えても結果的に安いと判断できるので、【安さ重視】という事で紹介をさせて頂いています☆
TASCAM は一般的な機材でもプロ機材でも有名なメーカーになります!音響の仕事をすることもあるのですが、音響のプロ現場でも TASCAM はよく目にします。このメーカーの機材がない所はほぼないです☆
音楽制作やっています感が溢れ出る
この見た目です!音楽制作を続ける為に重要な「やる気」を掻き立ててくれる見た目それだけでもかなりの価値があります☆
実際に音楽制作を始めてみるとわかると思うのですが、前側が少し上がっているととても便利です!イスに座ってボリューム調整をする時や、ケーブルの差し替えもとてもやり易いです☆
▶入力数 | ・2IN XLR 48V対応 / TRS Hi-Z対応 |
▶出力数 | ・2OUT TRS バランス出力 |
▶最大フォーマット | ・24bit / 192KHz |
▶接続端子 | ・USB Tyoe-C (Type-A Type-Cケーブル同梱) |
▶対応OS | ・Windows Mac ipad |
▶付属ソフト | ・Cubase LE 他複数 |
▶ループバック | ・あり(配信に便利) |
高品位な再生、録音
最大オーディオフォーマットが24bit / 192KHzという高品位な再生録音をしてくれるフォーマット。これだけのフォーマットを再生できれば、ハイレゾなどの音楽も綺麗に聴くことができます!
録音時にも音質劣化を最大限防ぎながら綺麗な音で録音をしていく事ができるので、最終的なMIXでノイズが邪魔をするという事も避ける事ができます☆
Cubase LEをはじめとする付属ソフト
YAMAHA製品ではないので、CubaseはAIではなくLEになります。それぞれの違いは別の記事に書いていますので下のリンクからご覧ください☆
CubaseLEが付属しているので、すぐに音楽制作を始める事ができます☆さらに、DTMでは必需品のマルチ音源も付属!!IK Multimedia Sample Tank 4 SE SEとグレードは下のバージョンではありますがそれでも膨大な音源が入っています☆一般的なPOPSであればこれだけで制作することも可能でしょう♪
IK Multimedia Sample Tank のSEを使ってみて気に入ったのであれば上位版を購入するのがいいでしょう☆通常版とMAXとありますが、せっかく買うのであれば【MAX】がオススメです☆
MAXであれば Sample Tank で使用できる音源が全て入っています、通常版ですとすこしだけ制限があり使いたくても別途購入となってしまうので続けていくうちにMAXの金額を超えてしまいます!
ケロケロボイスで有名なAntares AUTO-TUNE UNLIMITEDも3か月無料!
AUTO-TUNE というソフトはPerfumeさんが出てきたことにより知ったという事も多いのではないでしょうか?本来はボーカルのピッチ補正ソフトですが、現在ではケロケロボイスにするために使うプラグインのような立ち位置になっているように感じます。もちろんボーカル補正性能も抜群で自然な補正ができると好評なソフトです!
AUTO-TUNE UNLIMITED はパッケージ版ではなく、サブスクでの使用となります。無料期間が過ぎたときには登録をして継続使用をするか、登録せずにパッケージ版を購入するかになります☆
実際に購入すると結構なお値段がします、どこのショップでの平均で¥40,000前後です。それを3か月という長い期間使う事ができるのであればとてもお得です!
ケロケロボイスの歌ってみた動画を上げて収益が出たら製品版を購入するという手もあります☆
【Pro】
購入を検討されているのであれば、グレードが4つありますが最上位版をオススメします☆少しの金額を節約してあとあと「あれができない!!これができない!!」となるのは避けたいものです。
他のグレードのリンクも貼っておきますので、詳細を確認してそこまでの機能があれば十分だなと感じましたらら下のリンクから購入してみるのもいいでしょう☆
【ACCESS】
【EFX+】
【ARTIST】
付属ソフトについてへ脱線してしまったので元に戻します。 TASCAM ( タスカム ) / US-2x2HR の機能はこちらに書いてしまうとそれだけで膨大になってしまうので色々と魅力的な機能中でもさらに魅力ある機能、付属ソフトについて抜粋して紹介しました!
\17,000前後と少し金額が上がってしまいますが、その金額以上のものが手に入るのでオススメです☆
Native Instruments ( ネイティブインストゥルメンツ ) / KOMPLETE AUDIO 2
\13,000前後
KONTAKTやKOMPLETEで有名な Native Instruments 社もオーディオインターフェイスを出しています。KONTAKTなどが注目されることが多いので知らなかった方もいるのではないでしょうか?
KOMPLETE AUDIO 2 は Native Instruments 社もという事だけあって付属ソフトに次のものが付いてきます☆
- Ableton Live Lite
- MONARK
- MASCHINE Essentials
- NI製エフェクト
- KOMPLETE START
これだけのものがこの値段のオーディオインターフェイスで付属してきます!軽くそれぞれのソフトについて紹介します!
Ableton Live Lite
音楽制作ソフト(DAWソフト)です。これがないとDTMは始まらないので非常に助かるバンドルソフトです。バンドル版なのでLIteバージョンですが、これから始める方にとっては慣れるという意味でもとてもいいソフトです。
※注意※Ableton Live LiteはWindows / Mac 共に64bitのみ対応となっています!32bitのパソコンをお使いの場合は使用できませんのでご注意ください!
【Ableton Live 製品版はこちらからご覧ください】
MONARK
アナログシンセの王とも言われることがあるモノフォニックシンセサイザーです!MONARKで作り出したシンセベースやリードはどんな楽曲にも使う事ができるので、持っているといざという時に非常に役にたつソフトシンセです☆
【MONARK公式サイト】はこちらからご覧ください。
※注意※ MONARK の起動には「REAKTOR 又は REAKTOR PLAYER」が必要です。
MASCHINE Essentials
こちらも Native Instruments 社 では有名なソフトシンセです。ワンショットやループなどの素材を自在に使う事ができます。バンドル製品とはいえ1.6GBもの厳選されたライブラリーが入っているので、音楽制作には重宝することでしょう☆
ソフト上だけでも使う事ができますが専用のインターフェイスがあるとさらに直感的なビート作成をすることができます!最初のうちは必要ないとは思いますが気になるようでしたらこちらからご覧ください☆
KOMPLETE START
いくつかバージョンがあるKOMPLETEのバンドル版です。合計17種類の音源、エフェクター、ループやサンプル素材も含まれています。いづれはKOMPLETEの導入を考えている方は製品版を購入する前に使ってみるのもいいでしょう!
【SELECT】
【Standard】
【ULTIMATE】
【ULTIMATE Collector’s Edition】
KOMPLEATEシリーズのバージョン4つ全てのリンクを貼っておきました☆せっかく始めるならいきなり最上版の 【ULTIMATE Collector’s Edition】 もありでしょう!ですが価格が高い上に、高いスペックのパソコンが必要になります!入っている音源データも膨大なので、SSDやHDDが1TB程度では到底足りません。
まずはStandard辺りから使ってみて必要に応じてアップグレードが定番となっているソフトです☆
これだけのソフトが付属しているうえに音質も良いと来たら候補の一つに入れる他ないでしょう。見た目もNative Instruments社らしい黒基調でシンプルなデザインがいい雰囲気を出しています☆
まとめ
まだまだオススメできるオーディオインターフェイスはたくさんありますが、少し長くなってしまったので今回は一旦ここで終わらせておきます!
オーディオインターフェイスはたくさんの種類があり一体どれを使えばいいのか始めたばかりだとわからないかもしれません。音質と言われても。。。となるでしょう。そんな時は付属しているソフトなどを判断基準にするのもオススメ☆
次回ももう少し値段がする\20,000前後までのオーディオインターフェイスを紹介します☆