第7回から音源について紹介をしています、前回は長くなってしまったのでハード音源までの紹介で終わらせて頂きましたので、今回はソフト音源についてメリットやデメリットなどを踏まえて紹介していきます☆
第7回の記事と一緒に読んで頂き、音源を選ぶ際の参考にして頂けたら嬉しいです☆
それでは行ってみましょう!Let’s Ra Go!
ソフト音源のメリット・デメリット
第7回からの続きという事で、ソフト音源のメリット・デメリットから見ていきましょう!
- パソコン上だけで完結できる
- 修正ややり直しが簡単にできる
- 保存をしておけば同じ音をすぐに出せる
- 物理的な接続は不要
- ダウンロード販売であれば購入後すぐに使える
- パソコンのスペックがある程度必要
- 同じような物がたくさんあってどれがいいのかわからない
- 定期的にアップデートを確認する必要がある
ソフト音源はデメリットよりも、メリットが多いように感じます。それではいつものように一つずつ見ていきましょう!
今回はメリットの方が多いニャ(=^・^=)
【メリット①】パソコン上だけで完結できる
ハード音源の場合は、「音源の機材」が必要で音楽ができたらリアルタイムでの録音時間が必要でした。ソフト音源はパソコン上で動いているのでDAWソフトの「ミックスダウン」「書き出し」機能を使えば簡単に2MIXに書き出すことができます。
※DAWソフトによってはソフト音源だけの使用でもリアルタイムで聴きながらミックスダウンをすることができますが、その分パソコンのスペックが必要になります。
パソコン上だけでミックスダウンをできるのは時間短縮にはとても有効な方法です!
【メリット②】修正、やり直しが簡単にできる
まずはMIX前の話で、下準備として打ち込みデータを全てオーディオ化(パラデータ)にすることがあります。オーディオデータにした後は、制作中の様にMIDIデータを動かして修正をするという事ができなくなります。
そうなると一度制作中のプロジェクトへ戻るわけです。その時にソフト音源であれば設定なども一緒に保存されているので制作中プロジェクトを立ち上げるとすぐに修正に入ることができます。
しかし、ハード音源だと実際のつまみの設定などを変えてしまっている場合、物理的に前と同じ設定にしていかなければいけません。これが1トラックだけであればまだいいですが、複数トラックで修正となると非常にやっかいです。
物理的なつまみ調整が必要な機材は表面に書かれている数値を同じにしても微妙に変わってしまう事も結構あります!つまりハード音源は全てを前回と全く同じにするという事ができないのです。
※デジタル処理音源=数値の保存ができる機種もある
このように、ソフト音源は設定も一緒に保存ができているというのがとても有利になります☆
声が出なくてキーを変更したいってなると
全部を変更しないといけないからソフト音源は便利ニャ(=^・^=)
そうなんだよね、ミスタッチを見つけて1トラックだけ変更だったいいけど
全トラックを変更となるとソフト音源は便利だよね☆
【メリット③】保存をしておけば同じ音をすぐにだせる
メリット②と内容がかぶる所がありますが、ここでお話しをするのは曲が変わった時も他の曲で使った音や、作った音をすぐに呼び出せるということを指します。
たいだいのソフト音源には「ご自身で作った音を保存する」機能が付いています。ねこ音もこの機能を非常によく使っています。どういった時に使っているのかというと・・・
- プリセット音色を変更した場合
- サイン波、矩形波などから作った音
この2種類の場合で保存しておくことがあります!他にも適当に色々パラメータを動かしてかっこいい音になった時とか面白い効果の音になったときなどにも念のため保存しておきます。
このような保存を貯めておくと、時間が経った時に「あっ、あの時作った音が使える!」なんて事もあります。保存をしておかないと「なんか違うな―」ともなってしまう事もあります。シンセサイザーに詳しい方であればそんなこともないとは思います(;^_^A
ねこ音、昔保存したプリセットフォルダを間違えて消して
発狂してたニャ(笑)
そんなこともあったね~、かなり音色を作ったりして保存しておいたんだよね。。。
あれは、ショックだった、復元もできなかったよ(´;ω;`)ウッ…
【メリット④】物理的な接続は不要
当然の話ですがパソコン上で完結するので、ハード音源の時は必要だったMIDIケーブルやオーディオケーブルなどの接続は不要です。
購入したソフトをDAWソフトごとに指定されているフォルダへ入れて、再度読み込み、再起動をすればすぐに使えるようになります。
ハード音源の時に必要だったMIDI、オーディオケーブル接続は知っていればそこまで難しい事ではないのですが、初心者の方や機材が苦手という方には少しハードルがあるでしょう。それがなくなるという事もメリットとして挙げられます!
【メリット⑤】ダウンロード販売であれば購入後すぐに使える
ソフト音源で多い販売方法に「ダウンロード販売」があります。楽天やAmazonでもあるのはもちろんですが、プラグインブティック や SONICWIRE などはダウンロード販売をしているサイトです。
パッケージ版がいいという方は、楽天やAmazon、サウンドハウスなどで検索してみるのもいいでしょう。ダウンロード販売の音源を楽天やAmazonで購入した時には、数日後にそのストアからメールにてシリアル番号などが送られて来て、音源の公式ホームページへ行きそこからダウンロードをするという事も多いです。一家でもやってみるとそこまで大変ではないのですが、最初はどこからどうやってやるの?とわかりにくいかもしれません。その時は遠慮なくそのストアへ質問してやり方を教えてもらいましょう!大体は説明分も一緒に送られてくるので安心してください。
プラグインブティックやSONICWIREなどはそれぞれのサイトのご自身の専用ページに購入したものが保存されていきます。そして、ソフト毎にダウンロードが違うので指示に従ってダウンロードとインストールをしていけば大丈夫です。
プラグインブティックもSOMICWIREもよく使っているニャ(=^・^=)
値段が変わらないのであればパッケージ版を選ぶけど、
ダウンロード版だと購入してその日に使えるからね!重宝させてもらっているよ!
データ紛失が怖いのであればパッケージ版を
ダウンロード販売はデータを購入するという形です。USBメモリなどのように形がないので万が一データがなくなってしまうと再度購入かもう一度ダウンロードが必要になります。
その心配が嫌という事であれば、パッケージ版を購入するのがいいでしょう。その場合ダウンロード版よりも少し値段が上がったり、商品が到着するまでは使用できないというデメリットもあります。
では次にデメリットをみていきましょう!
【デメリット①】パソコンのスペックがある程度必要
第7回にも書いていますが、パソコンのスペックが必要になるこれが予算的に一番のデメリットになるのではないでしょうか。
あとは第7回と繰り返しになってしまうので、そちらの記事を見て頂ければと思います!
【デメリット②】同じような物があってどれを使えばいいのかわからない
ソフト音源を購入する時に迷う所です。例えばストリングス音源にもかなり多く物があります。POPSに向いている音源やオーケストラ編成に向いている音源などなど。
ドラム音源であれば、ロックなどに向いている攻撃的な音が多い音源や、本物感に特化している音源などです。それぞれのお勧めの音源についてはまた別記事で用意しておきます!
ひとまず今回は「ご自身がどういう曲を作りたいか」を考えて音源を購入していくのがいいでしょう。EDMを作りたいのに、あまりにもオーケストラチックな音源を購入しても使える場面は限られてしまうなんてことにもなってしまいます( ̄▽ ̄;)もちろん、ダメという事ではないのでそこは誤解のないようにお願いします☆
本当に多くてどれを買えばいいのかわからない事も多いニャ、
ネットにも色々と書いてあるし・・・
このブログも含めてネットに書いてあることは参考程度にしておいて
本当に自分が使いたいと思った音源を購入するのが後悔する可能性が低くていいよ☆
【デメリット③】定期的なアップデートが必要になる
ソフト音源のいい所でもあり、面倒なところでもあります。少しくらいアップデートが遅れてもそこまで大きな問題になることは少ないのですが、DAWソフトをアップデートした場合に音源のプログラムが正常に動作しなくなるなんてこともあります。
そういう時は音源もアップデートをして最新にすると直ったりもします。このアップデートはその音源を立ち上げた時にお知らせをしてくれるソフトもあれば、そうではないソフトもあります。忘れない為にも定期的にアップデートを確認するようにしましょう!
場合によってはアップデートに少し時間がかかる場合があるので、時間のある時に確認をしておくとよいでしょう。
結構な頻度でアップデートはされているからしっかりとやるニャ(=^・^=)
気づく時は忙しくて後回し、そして忘れてかなり溜まっている。
これいつものパターン(笑)
ソフト音源メリット・デメリットまとめ
ここで紹介したメリット・デメリットのほかにも使う方によっては色々な事に気づくと思います。ハード音源にも言える事ですが、メリットもあればどうしてもデメリットがあります。
そこをどう考えて購入するかを考えるのかもDTMの楽しい所です!購入後の拡張性なんかも視野に入れておくと長く使っていける音源になるのでいいでしょう☆
ナオ~(=^・^=)
ハード音源よりもソフト音源の方が、次々と色々なソフトが出ています。作っている会社から考えても実際に組み立てが必要なハード音源よりもソフト音源の方がコストも安いし、使う側にとってもメリットが大きいからなのかもしれません。
ハード音源とソフト音源のどちらが良い悪いではなく、ご自身が必要だなと思う音源を順番に購入していくのがいいでしょう♪
急ぎで欲しい音源でなければ普段からセールをやるタイミングを調べておいてそこで購入するというのが一番予算を抑える事ができるのでオススメです☆
いい音源と出会って素敵なDTMを楽しみましょう♪