オーディオインターフェイス

おすすめのオーディオインターフェイス☆お手頃感!④

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付属ソフトなどでもあり、お手頃なのに満足できるオーディオインターフェイスを紹介しています。今回は④という事で、TASCAM(タスカム)のオーディオインターフェイスを紹介します。

他に紹介をしているオーディオインターフェイスが気になる方は下のリンクからご覧ください☆

TASCAM社も非常に有名なメーカーです。プロ音響現場などで使用されているCDやMD、カセット、メディアプレイヤーなどTASCAM製の機種を非常によく見る事ができます。

多くのプロ現場で使用されているという事はそれだけ信頼性あるメーカーという事になります。その一流メーカーのオーディオインタだ―フェイスを導入するのも非常にいい選択の一つでしょう。

多くのバリエーション中からIN / OUT多めの機種を紹介

TASCAM社から出ているオーディオインターフェイスも他のメーカーと同じように非常に多くのバリエーションがあります。その中で先にIN / OUTが多めについていてなおかつ他のオーディオインターフェイスよりもリーズナブルな機種を紹介します。

後半では「そこまでIN / OUTはいらないからもう少し予算を抑えたい」という方の為の機種も紹介します。

IN / OUTの数で考えるとかなりお得!

他メーカーで同じ価格帯を見ると2IN / 4OUTくらいが多い印象ですが、今回紹介する機種は価格帯は同じですが4IN / 8OUTだったりします。これだけあれば、複数人での弾き語り、ちょっとしたドラム録音、コーラス録音など多くの場面に柔軟に対応ができて便利です。

さらに光ケーブルを使い、拡張することもできるのでスタジオでバンド録音をする際にもとても重宝すす機種です。

アウトボードを使う時にも

アウトボードを使いたい方にもおすすめです!アウトボードを導入した場合、物理的にIN / OUTが多く必要になってきます。

他の記事に書いているので少し内容がかぶりますが、打ち込みをしたDAWから音をアウトボードに送る時にモノラルだったら1つ、ステレオだったら2つのOUTPUTが必要になります。そして、アウトボードを通った音が戻ってくるINPUTというように、ステレオで使った場合は1つのアウトボードだけで4つの端子が必要になります。

この時に最初からたくさんのIN / OUTが付いていると非常に助かる仕様です。

SERIES 102i / SERIES 208i デスクにも置けるタイプ

フォト:トム・ブラッドリー

まずはデスクに置いても場所を取らない機種からです。SERIES 102i / 208iは前面側へ少し傾斜が付いた設計になっており、INPUTレベルの調整などがやり易い形状をしています。

ケーブルの抜き差しもデスクに置いてあってもやり易いので、ギター / ベース / マイクなどを差し替えて使う方にもおすすめの機種となります。

それぞれの違いを主要部分に絞って比較してみます。

機種SERIES 102i SERIES 208i
入出力2IN / 2OUT(最大10INまで拡張)4IN / 8OUT(最大20INまで拡張)
解像度24bit / 192kHz 24bit / 192kHz
マイクプリアンプultra-HDDAultra-HDDA
DSPミキサー
48vファンタム電源各入力独立 2系統 各入力独立 4系統
バンドルソフトCubase LE/Cubasis LE
AmpliTube TASCAM edition
T-RackS TASCAM edition
NeutronElements
Cubase LE/Cubasis LE
AmpliTube TASCAM edition
T-RackS TASCAM edition
NeutronElements
接続端子USB TYPE B USB TYPE B

他にも色々な機能がありますが、2機種を比較という点から見てみると違っている点は・・・

入出力の数

最大拡張数

この二つだと思ってもらえれば大丈夫です。他は2機種ともに同じです。選ぶ際には「将来的にどこまでやっていきそうなのか」を考えて購入するとよいでしょう。

【SERIES 102i】

【SERIES 208i】

どこまでやっていくかの判断基準例

単純に「将来的にどこまで」と言われてもなかなか想像がつかないかもしれませんので、20年以上音楽家をやっている経験から何点か書いておきますので、参考にして考えてみてください。

内容によっては他のオーディオインターフェイスを選ぶという選択肢も出てきますが、今回の記事はTASCAMの機種について書いていますので、SERIEA 102i / 208iで書いておきます。

  1. 歌ってみたなどのミックスだけをやりたい=2IN / 2OUT(102i)
  2. DAW上での打ち込みだけで満足=2IN / 2OUT(102i)
  3. ギターやボーカルを一人で録音したい=2IN / 2OUT(102i)
  4. ユニットなど複数人で同時に弾き語りをしたい=4IN / 8OUT(208i)
  5. バンド録音をしたい=4IN / 8OUT(208iを選択し拡張)
  6. アウトボードを一つでも使いたい=4IN / 8OUT(数によっては208iを選択し拡張)
  7. 別でミキサーを購入する=2IN / 2OUT(ミキサーで入出力を複雑に結線できる方)

この辺りを考えて機種を選んでいくのが良いでしょう。性能も劣る事なくリーズナブルなミキサーは下の記事からご覧ください。

☆ミキサーでクオリティーアップ②☆ まえがき 前回の記事「☆ミキサーでクオリティーアップ①☆」ではお伝えする機材を吟味したかったので一旦締めてさせて頂きました!(す...

判断基準例の⑤まではなんとなくでもイメージができると思います。ですが、⑥と⑦に関しては少し音楽機材や音響機材の知識がないと難しく感じるかもしれません。

ミキサーを入れたら何がいいのかを下の記事に書いていますので、よければご覧ください。

☆ミキサーでクオリティアップ①☆ ミキサーで音楽的な音を作ろう みなさん「Mixer(ミキサー)」というのをご存じですか?少し音楽をやっていたり、ライブに行ったこ...

パソコンに依存しないDSPミキサー

黒のステレオミキサー

DSPについては前回のSTEINBERG(スタインバーグ)社  / URシリーズにも少し書いてありますが、オーディオインターフェイス自体にCPU、厳密には違いますが簡単に言えば専用の小さいコンピューターを持っていてそこで音の処理をしてくれる機能の事です。

これがある事によって、パソコンへの負荷を抑える事ができるというメリットがあります。

TASCAM DSPミキサーで臨場感あるレコ―ディングが可能

DAWに直接多重録音をしていくという方法でもいいです。しかし、その際には同時に複数のプラグインを立ち上げている上に、DAWも進行しているので負荷が大幅に上がってしまいます。

高いスペックのパソコンをお持ちでしたらいいのですか、そこまで高いスペックではないという方であればKのDSP機能を使って、入力された音にコンプレッサーなどを差してある程度整えてDAWにレコーディングをしていく方法を取るのがよいでしょう。

「あとでコンプレッサーをかければいいや」という考えもありますが、実際のレコーディングでは録音の段階でアウトボードを使い、音をある程度整えています。

この方法を手軽に行う事ができるのがDSP機能を使ったときのメリットでもあります。

DSP機能を使ったレコーディングの注意点

DSP機能を使って録音したデータはもう一度演奏し直さない限りもとには戻せないというデメリットがあります。

空間系などは切っておくのがベストでしょう。コンプレッサーもあまり強くかけてしまうと、波を打ってしまう事があるので慣れていないのであれば、かなり軽くに留めておくのがよいでしょう。

見逃せないバンドルソフト

黒のコンピューターキーボード

TASCAM SERIES 102i / 208i共に非常に便利なバンドルソフトが付属してきます。

バンドルソフト
  • Steinberg 社 Cubase LE / Cubasis LE
  • IK Multimedia 社 AmpliTube TASCAM edition
  • IK Multimedia 社 T-RackS TASCAM edition
  • iZotope社 NeutronElements

この4つのソフトが付属してきます。CubaseLEについては下の記事に書いていますので興味がある方はご覧ください。

DTMの根幹、DAWソフト(Cubase編~その1~) まずはこれがないと始まらない☆ パソコンで音楽を作るのに必要なソフトはなんと言ってもDAWソフト!シーケンスソフトと言ったりもし...

Ampli Tube

Ampli Tubeは有名なアンプシミュレーターソフトです。比較的ドライで力強いプリセットが多く初心者の方でもプリセットを選ぶだけで本格的なディストーションサウンドや、クリーンのコーラスサウンドなどを試すことができる非常に優れたアンプシミュレーターソフトです。

飛び道具的なフランジャーやフェイザーなどもあるほか、欲しいエフェクトなどは別途追加で購入することもできます。

T-Racks

T-RacksはMIXやマスタリングに便利なプラグインが多く入っているバンドルとなります。正規品よりも初期から使えるエフェクトに制限はありますが、それでも十分に使っていける範囲です。

使っていく中で他に必要と思った時に追加で購入することもできるので、持っていても損はないでしょう。

DAW付属と外部プラグインの違いを体験できるのもとてもいい所です。今後他の外部プラグインを購入する際にもこれを使っている事で、判断基準も増えてより適したプラグインの購入ができるようになると思います。

Neutron Elements

iZotope社から出ている Neutron の簡易版となります。AIが色々とMIXなどを提案してくれるというソフトで有名です。Elementsでは簡易版という事もあり、Standard版と比べてもかなりの機能制限があるのでこれを中心にMIXを進めていくのは厳しいかもしれません。

ですが、今後追加購入をする際には全く触ったことがないソフトを購入するよりも簡易版とはいえ一度でも触ったことがあるソフトの上位版を購入した方が失敗する確率を下げる事ができるでしょう。

自動MIX提案機能「Track Assistant」は使う事ができる

iZotope社のAI MIXアシスタント(正式名称ではありませんが分かりやすく)を使う事はできます。デモのMIXであれば時短に使う事もできます。これはとても便利なので体験してみてください。

iZotope社からは「初めて使う方向け」の製品が格安でいつも販売されているのでそれを購入してみるのもおすすめです。これを購入しておくと後で上位版が欲しくなった時にも割安でグレードアップすることができます。

地味に便利なヘッドホン端子が2つ

楽器, 青色の背景色, 音楽の背景, ピアノ, ヘッドホン, 音楽, バックグラウンド

ヘッドホン端子が二つ付いています。ボリュームは一つで一括での調整となりますが、ユニットや他の方と聞きながら相談をしていく際には何気に助かる仕様です。

モニター用とリスニング用のヘッドホンを用意してMIXの際に聞き比べてバランスなどを調整していくために使うのも良いでしょう。

最初から多くのIN / OUTを獲得できる Celesonic US-20×20

TASCAM SERIES 102i / 208i では拡張を視野に入れてIN / OUTを考えていましたが、今後は最初から多くのIN / OUTを獲得してしまいたいという方向けにオススメなのが、 Celesonic US-20×20 です。

10IN / 10OUT(マイク入力8 ライン入力2)

前面にマイク入力が8INあり、背面には2INのLINE入力があります。ドラムのレコ―ディングもマイク本数を減らすことで可能になってきます。

ドラムでのマイク配置は、基本セットの、OH×2、スネア、タム×3、キック、ハイハットと8本あればとりあえずはレコーディングが可能になります。

※スネアをトップ、ボトム、キック×2、アンビなども録音したい時はミキサーを導入するなどが必要になります。

拡張で20IN / 20OUT

拡張をすることが可能です。最大でIN / OUTそれぞれ20個。これだけあればかなり強いですが、自宅でDTMを楽しむにはここまで必要になることはあまりないでしょう。

先に購入しておくかは悩みどころ

今すぐにはここまで多くの端子はいらないけど、いづれは必要になるかもという事で購入しておくのもいいとは思ます。あとで拡張をするとなると、追加で機材購入をしなければいけない為予算も多めにかかることがあります。

ですが後で購入を考えておくメリットとしては、「1年以上後になりそうであれば新しい機種が出ている可能性がある」という事ああります。

新しい機種が出た場合はそちらの方が音質面でも向上していたりもするので予算と相談をしてこのような方法を取るのもいいでしょう。

考え方の一つとして

今の時代不要な機材があれば、簡単にネットで売り出すことができます。そう考えると数年後にそれを予算に足して新しい機種を購入するという考え方もよいでしょう。

ただ注意点は、このような機材はどんどん値段が下がっていきます。今年数万円で購入したのに、2年後には数千でし買われないなんてことはザラです。

Celesonic US-20×20にはバンドルソフトがない

デメリットの一つとして、バンドルソフトはありません。(DSPミキサーはあります)オーディオインターフェイスを購入しただけでとりあえずDTMを始めたいという方は選択肢から外した方がよいでしょう。

バンドル版などではないソフトの用意ができる方は検討する価値が十分にある機種です。

そういう所を考えると、初心者向きではなく中堅者~向きともいえる機種となります。初心者の方でも今後本格的にDTMをやっていくんだ!!という強い意気込みをお持ちの方は是非検討してみてください!

バンドレコーディングをしたい 16IN搭載 US-16×08

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次に、US-16×08。こちらはINPUTがマイク8 / ライン8の合計16入力を搭載している機種になります。これだけあればドラムやギター×2本、ベース、ボーカルとバンドのレコーディングが可能になります。

OUTPUTも8ついているので、アウトボードへ出力することも可能で非常に万能に対応できる機種となります。

光ケーブルでの拡張はできない

使う人によってはデメリットとなってしまいます。 US-16×08 は後で光ケーブルを使っての拡張ができません。(端子が付いてない)

拡張をする時は、ミキサーを導入して接続をしていく方法を取ることになります。足りなければ光ケーブルで拡張をと考えている方がいましたら、こちらを選ぶ際には注意するのがよいでしょう。

まとめ

マイクロフォン, オーディオ, コンピューター, サウンドの録音, マイク, 録音, 記録, マイクロ

自宅で趣味の範囲で購入を考えている方には【 SERIES 102i / SERIES 208i 】がおすすめです。

そして中堅レベル以上の方には拡張性やすでに色々とソフトを持っているという事を前提に、【 Celesonic US-20×20 】や【 US-16×08 】を購入するすのが良いでしょう。

いずれにしてもTASCAM社はプロオーディオの現場でも有名で多くの機材が使われているので信頼性もありオススメできるメーカーの一つです。

DTMを始める手順第2回 ~オーディオインターフェイス~DTMを始める為の手順、今回はオーディオインターフェイスについて説明をしています☆...
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