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制作に入る前の参考楽曲の探し方、聴き方

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今回は制作に入る前の参考楽曲について書いていきます☆

みなさんは楽曲を制作する際にどのように手を付け始めますか?

  • コード進行本などを見てコード進行から
  • 適当にメロディーを歌ってメロディーから
  • ドラムパターンから
  • ギターリフから
  • 音色から

など作り始める時には色々なやり方があります!

アーティスト活動としてやるにはそれでいいと思います☆私も依頼ではなく自分の楽曲や知り合った方とのオリジナル制作などは色々な作り方をします。

ですが「ご依頼を頂いた際」にはそうはいきません。アーティストからクリエイターになるわけです♪

ここに書くのはあくまで私のやり方です!参考程度に読んでください☆

クリエイターとしての作りはじめ

ご依頼を頂いてクリエイターとして、仕事として制作をする時はアーティスト性が一旦置いておかなければいけません。当たり前ですよね、ご依頼者様の求めている音楽と自分が好きで作る音楽は違うのですから。

そこでほぼ必ずと言っていいほど「参考楽曲」「リファレンス楽曲」という曲を提示して頂きます。

これを頂いて制作がスタートします♪

参考楽曲(リファレンス)とは

この参考楽曲というのは【すでに世の中に出ている音楽】の事です。全く全てが新しい音楽というのはおそらく作ることができないと思います。ですが新しく聴かせる音楽を作ることはまだまだできるはずです!

この参考楽曲というのは初心者の方はよく「パクリはダメ」「真似はダメ」なんて聞きます、その通りでパクリや真似はよくないです。

ですがそれは著作権がある部分になります。

著作権があるのは?

メロディーと歌詞。

この二つは絶対にパクってはダメです!ではどこならいいのか?

例えば、ドラムのリズムやコード進行

ドラムのリズムには著作権はありません。これに著作権があったら、四つ打ちは使えませんよね?でも多くの曲で四つ打ちは使われています。

コード進行、これも著作権はありません。コード進行は違うメロディーに聞こえても同じという事がそこら中にあります!王道進行やカノン進行、丸の内進行などなど色々な曲で同じコード進行はどんどん使われています!

つまり、メロディーと歌詞をパクらなければオッケーなのです!

参考楽曲に似せるにはどうすればいいのか?

こんな感じで作ってほしいと言われても初心者の方は困りませんか?昔から聴いてきた音楽ならおそらくできるとは思いますが、ほとんど聴いてきていない曲だと全くわからないと思います。

参考にしているつもりが全然違う曲になっているなんてことになるのは仕方のないことです。。。

参考楽曲をどう聴くか

例えば音色を聴いてみてください。

参考楽曲がエレクトロなドラムなのに、作っているのが生ドラムこれダメではないですがなかなか難しいですよ。ドラムは楽曲全体の土台です。その土台を変えてしまっているので参考楽曲の雰囲気を保つのは結構難しくなるはずです。

楽曲全体がエレクトロなのに、エレクトロ系の音色を使わない。これは参考楽曲からかけ離れていくと思いますよ(;’∀’)

スローテンポなのにハイテンポにする。テンポは重要でこれがズレてしまうとそもそも違う雰囲気に走っていきます。まぁこんな事はあまりしないとは思いますが。

他にも色々と聴き方や参考にするやり方はあります。

①~③だけでもわかるかもしれませんが、参考楽曲の細かい所を聴くのではなく大きく全体的に聴いて参考にするイメージです!わかりにくいですよぇ( ̄▽ ̄;)すみません。。。

大きく聴いて、気になったところを細かく見てみるのがいいですよ!コードに対してメロディーは何度の音を使っているのかなとかですね!

参考楽曲に抵抗がある方

アーティストとしてやっていくのであれば参考楽曲はなくても、好きなように作ればいいと思います!私もBGMを制作する際には、参考楽曲は用意しません。

その代わり、作ろうとしている音楽に合う、風景や絵などのイメージを見ています。

ぼーっと・・・そのうちに頭の中で音楽が鳴り始めるので、それを書き出していけばいいだけです☆

これはアーティストやBGMを制作する際にはいらないというだけ。私の経験上、なぜか他の方が作った音楽を参考することに抵抗を持つ方が多いように感じます。

実際に売られていて人気のある曲を参考にする、分析することがかなりの勉強にもなるのにです(;’∀’)

「パクリ」という概念を恐れているのでしょうかね!

参考楽曲を用意して、参考にしてもパクリじゃない

抵抗のある方はまずはこれを理解した方がいいと思います。既成曲を参考にするなんてことは日常茶飯事。逆にこれができないとクリエイターとしてやっていくのはかなり難しいと思います。

「パクリ、パクリ」と騒がれることがたまにあるせいか、必要以上にパクリという言葉に恐怖心?を持っているのではないでしょうか?

KAMiCHiN DTMさんがYoutubeで参考にしている風景を載せています

DTMをやっている方なご存じサッキーさんも勉強になります!

参考楽曲は複数用意する

参考とする楽曲は3曲くらい用意するといいと思います。もちろん曲調の似ている曲をです。

スローテンポとアップテンポのものを用意してもそもそもが違うので微妙です( ̄▽ ̄;)

なぜ複数?

1曲だけだと、無意識でその参考曲の耳コピか?となってしまう事が慣れるまではあるからです。複数曲あれば考えていく段階で混ぜ合わせて制作を進めるので、自然と耳コピか?という事は避ける事ができます。

複数用意をしてどうやって聞けばいいのか?

参考楽曲を複数用意したらどうやってどこを聴いていけばいいのかとなるかもしれません。慣れていない方の曲を聴くと「木を見て森を見ず」となっている事があるように感じます。

どういう事かというと、参考楽曲の細かいフレーズなどを真剣に聴いてそこを似せようとするなどということです。ですがそうではなく、大きく全体を聴いて把握していくようにすると上手くいきますよ!

これ言葉ではうまく伝わらないかもしれませんね(;^_^A

作るたびに参考楽曲を用意するのが大変

確かに、CDを借りてきてなどを毎回すると大変です!作曲や編曲の段階であればYoutubeやストリーミングサービスを利用して探すのでも問題ありません☆

Youtubeは無料で検索すれば大体の曲が出てて便利ですが、できる事なら有料でもストリーミングサービスを利用するのがオススメです☆

私が昔からよく使っているのが、Amazonミュージックです!

ご依頼を頂いた時に参考としてYoutubeのURLをお送り頂くことも非常に多いのですが、Youtubeで確認をしてからAmazonミュージックで検索し、DAWへ録音をしていつでも確認できるようにしています。

録音するのはいいの?

著作権で録音したものを配布したりすることはNGです!ですが個人として聴いたりする分には問題ありません。CDを買って、ipodやスマホに入れて聴いている方もいますよね?それと同じことです。

ナオ~(=^・^=)

音楽を制作する時に変にプライドを持ってしまい、「売られている音楽を参考にしない」「オリジナルにこだわる」というのは最初のうちは辞めておいた方が無難です!

けっして真似をしろというわけではなく参考にするのです☆

これを繰り返していると色々な曲を作れるようになってきます!

そもそも編曲についてということでこちらにも書いていますので、読んでいない方は是非どうぞ☆

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