~編曲編~

ねこ音的音楽~編曲編①~

編曲ってなんぞや?

音楽を作るには作曲と編曲があります。私だけではなく他の方に依頼を出すときは気を付けましょう☆

  • 作曲=メロディー
  • 編曲=カラオケ

と思ってもらえれば大丈夫です!ですが、ゼロから依頼をするときは作曲=編曲もという意味を込めてのことも多いです。というか知らないとそう思ってしまい依頼の際に「作曲をお願いします」と言ってしまい納品はメロディーとコードだけなんてことにもなるかもしれないので、編曲も希望するのであればしっかりと伝えましょう!

どの工程から編曲なの?~コード進行~

私はコード進行を決めたり、変更するところから編曲の領域だと思っています。ですがシンガーソングライターの方が作った弾き語りを編曲してほしいという時はコードを変更しないこともあります。希望されればコード進行も変えます。リハーモナイズ略して「リハモ」なんて言い方をよくしますね☆私だけ?

編曲には色々とありますが今回は編曲や楽曲の雰囲気作りに大きく影響する「コード進行」についてお伝えしますね(^▽^)/

なぜ、シンガーソングライターの方からの依頼はコード進行を変えないのか?

私もアコースティックギターで曲を作り路上ライブをやっていたのでわかるのですが、シンガーソングライターの方はコードをギターやピアノで弾きながらハマるメロディを探しています。つまりコード進行もそのシンガーソングライターの方の作品と私はみなしている為です。ただし、単純なスリーコードでおしゃれにしたいという場合はどしても変えなければできない時もあります。

分かっていれば大丈夫ですが、スリーコードだけで作っているとどうしても引っ張られて、幼稚な童謡のような楽曲になってしまうことが多いです。「なってしまうことが多い」というのはある程度音楽を続けている方ならメロディーラインにテンションノートを入れたりしておしゃれにすることもできるので「なってしまう事が多い」と書かせて頂きました(^▽^)/

テンションノート=3和音で見たときの「1.3.5」以外の音程(全てではなくアヴォイドノートというのもあります)
コード進行で大体の雰囲気は決まってくる!

音楽を作った事がある方でしたら想像はつくかもしれませんが、コード進行次第で楽曲の雰囲気はほとんど決まってしまいますね!

私がお受けする相談で「おしゃれにしたいけどどうしてもできない」というのがありました。これは単純な3和音ばかりを使っていてなおかつメロディーもコード構成音のみを追っていくようなメロディーラインでした。これではとてもおしゃれにというのは難しいですね(;’∀’)まぁ編曲でどうとでもと言っても結局コード進行の雰囲気は出てきてしまいますけど~。。。

同じメロディーでもコード進行を変えると全く違った雰囲気のメロディーになります。初心者の方だと「どういうこと?」と思う方も結構いるのではないでしょうか?私も最初はそうでした(笑)下の下手な絵をみてください(´;ω;`)ウッ…

コード「C」に対してだと3度、5度、1度というメロディーラインですね☆これが下のようにコード「F]になると・・・

同じメロディーに対してコードが「F」になると7度、2度、5度と変わってきます☆

上のコード「C」を付けた状態だとメロディーが全てコード音の中に入っていますよね!これだと幼稚というか童謡のような楽曲になることがあります。そういう曲を依頼された場合はあえてこのような状態にすることもあります。子供たちが歌う時におしゃれなメロディーラインにすると歌えなくなってしまうので(;’∀’)

まぁ最近の子供たちは音感がいいので難しい曲も簡単に歌ってしまう子達が多いように感じますが!

【余談なので飛ばしてもいいです】
私が小さい時は光源氏さんの曲で歌詞に「風の色」というのがあってうまく歌えなく「かぜのろう~」と言っていました(笑)はい、どうでもいいですね( ̄▽ ̄;)

話を戻しまして、上の絵を見てもらうとわかるように同じメロディーでもコードが変わると度数が変わり雰囲気が変わってくるという事です☆なぜ?となりますが難しい事は置いといてそういうものだと思ってください!実際に曲を作る時に理論を引っ張りだしてあーでもないこーでもないという事はほとんどしません。詰まった時に抜け出す為に理論を突破口にするくらいです☆

オーケストラなどを書く時はきっちりと禁則などがあるので守りますがPOPSなんかはそんなの気にする必要はほとんどありませんよ(*’▽’)

どうやってコード進行を決める?

感覚です☆(^▽^)/

って言ったら怒られますね!ただ私の場合本当にメロディーを聴いて感覚で頭に雰囲気がいくつか出てきます。これ慣れると誰でもできると思います。長年色々な楽曲制作をしているとコードの響きを記憶していくのですがそれが頭の中で勝手に鳴るそんなイメージです。なので私はほとんど最初のとっかかりのコード進行は悩まずバシバシ入れてしまい、後から雰囲気調整などの為にリハモしています!しないことも多々あります。

かと言って始めたばかりの方にとっては難しいですよね、なので私が使っていた方法をいくつかお伝えしますね!

コード進行本やネットでコード進行を探す

これが一番皆さんやっている事ではないでしょうか?私もそうでした!例えばこんな本がありますよ!


コード進行スタイル・ブック決定版 [ 成瀬正樹 ]

私も音楽を始めたばかりの頃に買って結構お世話になりました!なんの曲で使われている進行なのかも書いてあるので便利です☆3和音と4和音系が多いので初心者の方が始めるのに適しているように感じます!コード進行がわかってきている方にはちょっと物足りないかもしれません!そんな方には下の本がおすすめですね☆


曲想が決まる!コード進行本 氏家流コードレシピでマンネリ打破! [ 氏家克典 ]

コード編曲法 ~藤巻メソッド~ [ 藤巻 浩 ]

上の二冊はおしゃれな感じのコード進行が多く、そのまま使うだけでもおしゃれな楽曲を作ることができます!初心者の方でも真似から入るという意味でいいと思います!この3冊があれば結構な数の作曲をすることができますよ!

ネットでコード進行を探す

ネットでコード進行と検索すると膨大に出てきます!説明不要でそれを使うのです(⌒∇⌒)こんな曲を作りたいという方には「曲名 コード進行」と検索すればほとんどの有名曲のコード進行は出てきます!

【デメリット】

ネットで探すのは簡単でいいのですがデメリットというか少し知識を身につけないとそのままでは使えないことも多いです!

  • 間違っていることが結構ある
  • 楽曲のキーになっているので作る楽曲のキーに合わせないといけない
  • 小節の振り分けを判別しないといけない
  • 単純化されていることが多い

上の4つを多く見受けます。

間違っていることが結構ある

ネット上のコード進行は耳コピで作っているかわかりませんが、間違っていることが結構ありますね、ん?なんか雰囲気が違うぞ!という感じです。こんなに明るいかな~と原曲を聞いてみると「あっこっちのコードね」なんて感じで耳が慣れていないと聞き分けが難しいこともあるので、載っている進行そのままで制作を進めると「あれ?なんか違う」なんてことにもなります( ̄▽ ̄;)

作る楽曲キーに合わせる必要がある

参考にする楽曲のコード進行は当然その楽曲のキーでのコード進行なので制作する楽曲のキーに移調しなければいけません。これが少し知識がないとできないという理由です。ですがサイトによっては簡単に変更できるサイトもありますのでそちらを使うのも一つの手です(⌒∇⌒)「U=FRET」というサイトであれば自由に変更できるので便利です☆ただメジャーな曲は結構ありますが、カップリング曲などがない場合もそこそこあるのでその場合は別のサイトで探す必要があります。その時は簡単に移調ができる機能はないので自分で移調をする必要があります!

小説の振り分けを判別しないといけない

五線譜のようなフォーマットに書かれているとわかりやすいのですが、歌詞とコードだけという事が多いので
そうなると自分でそのコードが今何小節目で何拍目なのかを判別していかないといけません。これも慣れが必要で大体は4/4拍子なのですが3/4拍子だったり6/8拍子だったりすると少しわかっていないとうまくはまらないこともあります。コード進行の雰囲気だけが欲しいという事であればこの小節割を判別する必要はありません!

単純化されていることが多い

掲載されているコード進行は簡略化、単純化されていることも多いです。本当はオンコード「AonC」とかそういうのですね☆コードはAだけどベースはCみたいなそういうのです。や、テンションが入っているコードは省略されていたりします。そこも原曲の雰囲気が欲しいのであれば聞きわける必要があります!

ディグリーネームを使おう!

コード進行を使いたい時に制作したい楽曲のキーに移調をしなければいけないと上に少し書きました。それはどうすればいいのかというと、コードにはディグリーネームというのが一緒に書かれていたりします。(ネットのコード進行サイトにはほとんどないですが、本には大体あります。

このディグリーネームは「オールマイティーなコードの代替」とでも思ってください(⌒∇⌒)下の絵を見てください、ローマ数字に表記したものが「ディグリーネーム」というものです。

各コードに対してディグリーネームはどのキーでも同じです、これを利用してコード進行をディグリーネームに置き換えて他のキーに当てはめれば簡単に移調をすることができます☆

上の絵のような感じですね!例としてKey=CをKey=Aにしていますが、どのKeyからどのKeyでも同じやり方で全てできます☆最初は混乱するかもしれませんがやっているうちに慣れてきますので挑戦してみてください!

王道進行を使おう!

コードの本にもよく書いてありますが、王道進行と呼ばれるヒットした曲によく使われているコード進行もあります。慣れるまでや初心者のうちはド定番のコード進行で何曲も練習していくのがオススメです☆そのうちそのコード進行だけでは浮かばなくなってきたり同じようなメロディーになったりしてきます。そうなったら別の進行を使ってみるという感じでやっていくと色々なバリエーションの楽曲をいつの間にか作れるようになっていきます☆

色々なコード進行の呼び方

コード進行には色々な通称がついています。

  • 王道進行(4-5-3-6)
  • 丸の内進行(最近で言うとYOASOBIさん/夜に駆ける)
  • カノン進行(クラシック音楽のカノンで使われていた進行)
  • 小室進行(6-4-5-1)
  • レット一トビー進行(1-5-6-4)
*呼び方は色々あるのでここで書いた呼び方はほんの一例です

などなどいくつもあるので、気に入った進行があればとことん使ってみてください☆

まとめ

まだまだ色々ありますが今回はここまでとします!コード進行は奥が深いですが、そこまで悩まず当てはまりそうだなと思ったらそのコードをとりあえず乗せてみて制作を進めていけば大丈夫です!よくないのが一か所で悩み過ぎて全体の制作意欲がなくなってしまう、これが一番よくないです。

読んでくれている方の中には「まともに一曲できたことがない」なんて方いませんか?まぁ初心者の頃の私なんですがね( ̄▽ ̄;)どうしても一か所だけでエネルギーを使い果たし結果的に聞き飽きて制作を途中でやめてしまうなんてことになります。そうならないように「とにかく進める」これを意識して制作を楽しんでください☆

お伝えできることはまだまだ多くありますので、楽しみに読んで頂けると励みになります!

では今回はこれで☆ナオ~(=^・^=)