今回はコード進行を考える時にとても便利なプラグインブティックで販売されている
「スケーラー(Scaler)」をご紹介します。
DTMをやっている方でしたら聞いたことがあるかもしれないソフトです。色々な所で動画などもあるのでそこそこ有名なソフトです。
※今回は細かく説明をしてしまうと長文になるので専門用語を使わせ頂きます。
※現在スケーラー2が出ていますが、僕はスケーラー1を使っています。これで十分かなと感じているのでアップグレードはしていません。
それではLet’s Ra Go!
Pluginboutique VST and Music Software Storeスケーラーはコード進行選択を助けてくれる強い味方
ダイアトニック上のコードだけではダメ?
作曲や編曲ではかならず関わるコード進行。ダイアトニック上のコード進行であれば少し勉強をすれば分かると思います。
最初の内はダイアトニック上のコードで曲を作っていくのが仕組みなどを理解する上でいいと思います。
売られている曲もダイアトニック上のコードだけで作られているものをたくさんあるので、良い悪いではないのでそこだけ最初に覚えておいてください。
素早く探せる
初心者であれば、ダイアトニック上のコードをパッと出すことができますし、経験者の方はコードを選ぶ時の時短として活用できます。
キーを選んで、スケールを選ぶとすぐに出てきます。
モードに対応したコードも一瞬!
スケールにはモードというものがあります。そのモードに対応したコード進行もすぐに出てくるので
「このモードは3度が半音下で、6度が半音上で・・・」なんて考える必要もなくなります。
ディグリーネームを理解しているようであればすぐにできる事ですが、それでも時短になることは確かです!
有名アーティスト(海外)のコード進行を探せる
世の中に出ているアーティスト全てというわけにはいきませんが、海外アーティストが使っているコード進行を探すことができます。
これを元にして代理コードに置換したり、ツーファイブに変換したりすればかなり多くのバリエーションを作ることができます。
曲に合うコードを探せる
作りたい曲調に合うコード進行を探すことができます。
最初にパッと基準になる進行を選んでそのまま使うのもいいですし、途中を変更させてみても楽しいです!
自分の作った進行を保存できる
色々な音楽のコード進行を保存したり、自分で作ったコード進行を保存しておくこともできます。
よく使うコード進行を保存してキーを変更すれば簡単に作りたい曲のキーに合わせる事ができます。
五度圏表を表示できる
コード進行を作る時や作曲、編曲の時によく目にする五度圏表を出すことができます。
スケーラーの五度圏表のいい所は、表の中のコードを選ぶとその次に適しているコードを提示してくれる所です。初心者の方はこれを使って勉強していく事もできます!
僕はCubaseを使っていますが、Cubaseにも五度圏表を出す機能があります。ですがその次に適したコードを提示してくる機能はないので助かる機能です。
モード対応のコードが一覧で出せる
コード進行やスケールにはモードというものがあります。ドリアン、フリジアン、ミクソリディアンなどの合計7つあります。
それぞれのモードでは構成されている音が違うため、当然コードも変わってきます。少し勉強して覚えないとなかなかすぐには使いこなすことができないかもしれません。
ですがスケーラーを使えば同じ縦列にあるコードへ置き換えるだけでも、凝ったコード進行を作ることができます。
表示するコードの種類を選択できる
ダイアトニックコードに対して、7thやテンションを付加したコードを出しておくこともできます。
ダイアトニックコードで進行を構築していくのもいいですが時には、4和音で選んで行くといつもと違った進行を作れるようにもなります。
ボイシングを選択できる
ボイシングを選択することができます。ボイシング(音の積み重ね方)で同じコードでも雰囲気が変わるので色々と試す時にマウスだけで確認ができるのは非常に助かる機能です。
※音色によっても変わってくるので目安として聴くのが良いと思います。
バリーションを出すことができる
ダイアトニックコード例えば「キー:C」であれば
C Dマイナー Eマイナー F G Aマイナー Bdim(ディミニッシュ)
となりますが、それぞれのコードに対してのバリーションを確認することができます。
置き換えるだけでいいものもあれば、前後のコードも変更しないと違和感が出るものもあるので考えながら選択していくと作れる曲も増えていきます。
DAWソフトへコードを持っていく
スケーラーで作ったコード進行はお使いのDAWソフトのMIDIトラックへドラッグをすると貼り付ける事ができます。
スケーラーでパパっと仮で作ってみて、DAWに張り付けて変更をしてという感じにしていくとより多くのパターンの曲を作れるようになります!
どこで買うの?
スケーラーははプラグインブティックというプラグインを安くダウンロード販売をしているサイトを使うのがいいでしょう。僕は大体プラグインブティックにあればそこで購入します。
リンクを付けておくので興味のある方がいましたら見てみてください。
Pluginboutique VST and Music Software Storeナオ~(=^・^=)
プラグインブティック、「スケーラー」を軽くではありますが紹介させて頂きました。
初心者の方やいつも同じ曲調になってしまう方がいましたら購入してみるのもいいと思います!
僕はたまにスケーラーを使ってコード進行の基準を決めて、変更させています。変更しなくてもそのまま使えるものが多いのでオススメです。
人のまねをするのは・・・と抵抗があるかもしれませんが世の中にある曲はコード進行が同じ曲が相当多くあります。コード進行には著作権はなく、パクリともなりません。だれも使っていないコード進行を探すというのはもはやかなり難しいので、既存で使われているコード進行を変化させたりしていく方がいいと思います。
コード進行が同じでも、コードに対して何度の音を使うかなどで同じ雰囲気になってしまうのを避ける事ができるので大丈夫です!!
色々なコード進行を作って音楽制作を楽しんでいきましょう♪