フリーランス作曲家の収益構造|安定させるためにやっていること
フリーランスの作曲家と聞くと、
「音楽だけで食べていくのは不安定そう」
そんなイメージを持たれることが多いと思います。
結論から言うと、単一収入に依存しているとかなり不安定です。
そのため、私は意図的に「収益を分散」させています。
この記事では、実際にどのような構造で収益を作っているのかを紹介します。
※人により様々な考えはあるので、一つの参考までに。
収益は「分散」が基本
フリーランスで安定するために最も重要なのは、
👉 収入源を複数持つこと
です。
1つの仕事が止まったときに、すべてが止まる状態は危険です。
逆に言えば、複数あればどれかが落ちても全体は崩れません。
実際の収益構造(私の場合)
私の場合、大きく分けて以下のような構成になっています。
■ 音響系の仕事(ベース収入)
・ホテル音響(ある程度定期)
・音響保守(不定期)
・録音アシスタント(年に1~2ヶ月、数回)
音楽制作だけに依存せず、
音に関わる仕事全体で収入を作るようにしています。
特にホテル音響は、ある程度の安定収入として機能しています。
■ 音楽制作(外注契約)
・企業案件(複数の制作会社と契約)
・継続的な制作案件
ここはいわゆる「本業の中核」です。
ただし、1社依存はリスクが高いため、
👉 複数のクライアントを持つことを重視しています
■ 個人クライアント(リピーター)
・継続してご依頼いただいているクライアント
新規クライアントの獲得も重要ですが、
👉 リピーターの方が圧倒的に安定します
信頼関係ができているため、
進行ややり取りもスムーズです。
■ プラットフォーム経由の仕事
・公認クリエイターとしての活動(2プラットフォーム)
・配信アプリColorsing 公認プライズクリエイター
ここは「入口」として機能しています。
一定の基準をクリアしたクリエイターとして活動しているため、
👉 継続的に制作機会を得られる環境にもなっています
完全に依存するのではなく、
👉 新規クライアントとの接点として活用しています。
■ その他(詳細は伏せます)
実はこの他にも収益の柱はいくつかあります。
ただし、
👉 競合が増えすぎると価値が下がる領域
もあるため、ここではあえて詳細は控えます。
このあたりも含めて「分散」が重要です。
なぜこの構造にしているのか
理由はシンプルです。
👉 どれか1つが止まっても困らない状態を作るため
例えば、
・外注案件が減る
・プラットフォームの仕様が変わる
・個人クライアントからの依頼が途切れる
こういったことは普通に起きます。
だからこそ、
👉 最初から「不安定になる前提」で設計する
これが重要です。
フリーランス作曲家としての戦略
私が意識しているのはこの3つです。
① 収入源を増やす
→ 音楽+周辺領域も含める
② 依存先を作らない
→ 1社・1サービスに頼らない
③ 長期的に積み上がる仕組みを作る
→ 将来的に安定につながる土台を作る
メジャー実績がなくても大丈夫なのか?
ここは、個人の方や企業のご担当者様から
よくいただくご質問のひとつです。
「メジャーアーティストへの提供実績がないけど大丈夫なのか?」
という不安を感じるのは、ごく自然だと思います。
結論から言うと、
👉 メジャー実績の有無だけで判断する必要はありません
メジャーアーティストへの提供が全てではない理由
もちろん、メジャーアーティストへの提供実績は
一つの分かりやすい指標ではあります。
ただし実際の現場では、
・制作スピード
・修正対応力
・やり取りのスムーズさ
・意図を汲み取る力
こういった要素の方が、重要視されるケースも多くあります。
👉 「使いやすい制作者かどうか」が評価される場面は非常に多いです。
コンペ中心の活動ではない理由
私は基本的に、
👉 コンペ形式の案件にはあまり参加していません
理由はシンプルで、
・採用されなければ報酬が発生しない
・時間と労力がそのままゼロになる
という構造だからです。
もちろんコンペ自体を否定しているわけではありませんが、
安定して活動していく上では、リスクが高いと考えています。
例外的に参加するケース
ただし、
👉 お付き合いのある企業様からのご案内があった場合
など、信頼関係のある環境では
例外的にコンペに参加することもあります。
この場合は、
・条件が明確
・関係性がある程度できている
といった前提があるためです。
依頼する上で大切にしていること
私自身が大切にしているのは、
👉 安心してご依頼をいただけること
です。
そのために、
・やり取りのわかりやすさ
・スケジュール管理
・修正対応の柔軟さ
といった部分も含めて、
制作の一部として考えています。
最後に
実績の見え方はさまざまですが、
👉 「安心して任せられるかどうか」
ここが最も重要だと考えています。
もちろん単発だけでも大歓迎です。
ですが、できることなら単発で終わる関係ではなく、継続的にご依頼いただける関係を大切にしながら、一つ一つの制作に取り組んでいます。
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